テイルズオブゼスティリア 感想
テイルズオブシリーズ20周年記念作品
をクリアしたので、覚えている内に感想を書き殴ります!色んな項目を☆5つ評価で判断しています。 やってないと分からない事を多く含んでいるのでテイルズ興味ある人だけ見た方がいいです。
※注意※
盛大なネタバレ、主観的な意見を含みます。ネタバレを見たくない人、否定意見が嫌な人、偉そうに語るな死ねって人は帰りましょう。
【オープニング】 ☆3.5
主題歌 『White Light』- Superfly
まず主題歌から。発売前にアーティストが発表された時点から、
スーパーフライとかマッチョ声だし合わんやろwwwwwwww
って思ってました、ごめんなさい・・
("愛をこめて花束を"とか流行ったけどみんな覚えてる?)
で、実際曲を聴いてみて、ん~。という印象は拭えなかった
このゲーム(というかテイルズ)の雰囲気に合うアーティストではないかなと思う。
ただ、毛色を変えて挑戦するっていうのは大事だと思うし、オープニングは
「曲と映像のシナジー」が重要だと思っているので、映像と合わせて良ければチャラにしよう。
ということで次は映像。
制作はエクシリア2に続いて今回も「ufotable」。エクシリアからそれまでOP担当だった「プロダクションI.G」に変わって抜擢されましたが
まあクオリティが高い。キャラが動く動く。アニメ界でも評判らしい。
映像の出来は文句なし。凄いカッコ良かった。
テイルズのオープニングは、「ゆっくり・穏やか」系か「疾走感・盛り上がる」系が多く、今回はどっちにも成れない感じの中途半端さが惜しい。
映像は素晴らしいので3.5にしました。
【シナリオ】 ☆1
あ~っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
みなさんお待ちかねシナリオのコーナー。正直突っ込むところを思い出すのも大変で書ききれません。シナリオ以外の部分でもその都度突っ込んでいくので、ココでは
やってない人でも既に聞いているであろう 「ヒロイン詐欺」について。
前情報、容姿、全てに置いてアリーシャをヒロインだと誰もが思った。
ところがどっこい、ヒロインにしては扱いがおかしいぞ・・?
~ここが凄いよアリーシャ姫~
・パーティーに加入するのは序盤と終盤の一瞬だけ。
つまり別のキャラが実質的なヒロインになります
・脱退の理由が酷い
→話の流れで主人公と契約し、主人公の力を分けてもらうのだが、主人公が謎の"反動"で片目が見えなくなってしまう。それによって仲間が危険にさらされる。
主人公の反動の理由は「アリーシャには才能がなく、それを補う代償」らしく、アリーシャは迷惑をかける罪悪感から脱退。
そもそも反動があるという重要な事を最初から誰も教えてくれず、とある人物にポロっと言われ自分のせいだと気付く。そして終盤の一瞬以外、結局戻ってこない。
・ゲーム内でも扱いがぞんざい
抜けた後も、強い正義感のもと、腐った世の中を政治面で正そうとする姫。
しかし頑張っても頑張っても何故か悪い方向にばかり行き、報われず、上からの嫌がらせで辺ぴな所に飛ばされて任務をさせられ、挙句の果てに
唯一の支えである師匠が実は魔物で、ずっと姫を利用する為に優しくしていた。その師匠は殺すしか救う方法が無い。←そしてこれが終盤に加入する理由
・有料DLCで姫の話追加するんすよwwwwww
なんと発売後1周間で有料DLCが発表される。公開もすぐ。
最初から作られていた臭いが?
そもそも最初から本編に入っているべきような内容を切り売りしている。
結果、バッシングの嵐で期間限定無料に。誇りを捨てんなよ・・捨てんなよ・・
~おわり~
そして姫の抜け番は「別の才能ある女の子」が「反動なし」で契約します。ひどい・・
個々の理由だけでも酷いのに、重なりすぎて救いようがないのがヤバヤバホスピタル
アリーシャの他にも
・後半キャラの加入理由がさっぱり納得出来ない
・穢れさえ出さなければ人を殺しまくっても許される人間がいる(ロゼ)
・重要な話の辻褄をサブイベントに頼り過ぎていて、理由もめっちゃ適当
・ストーリーがぶっ飛んでてついていくのに大変
など多くてまとめられないので是非やって確かめてみましょう!
【戦闘】 ☆2.5
戦闘システムで人気だったグレイセスベースに習ったようですが、中々微妙。
「良かった点」
・神依化
格好いいし爽快です。融合して強力になって戦えるっていう男ならみんな好きなあの感じ。
天族を戦闘中にすぐ入れ替えられるのもよかった。
システム上、人間二人は固定になります。批判が多いみたいですが、上記のように天族を好きに入れ替えられるのがメリットに感じる自分はほとんど気になりませんでした。
「悪かった点」
・秘奥義がゴチャゴチャ
テイルズの醍醐味でもある大技"秘奥義"ですが、今回は
・エフェクトが強くて見づらい
・純粋に早すぎて見づらい
・セリフ聞こえないし で残念。Gfのかっこよさはどこへ・・・?
・戦闘時、カメラワークが時々えげつなくなる
「敵とぶつかったらロード無しでその場で戦闘」というシームレスバトルが仇になった。前情報の時点で思ってたことがまんま現実に・・・・
そこが戦場になるRPG
・鋼体祭り
要はボスと戦うとよく起こる、相手がのけぞらない状態。
「弱点をつくとしばらく必中になる」という仕様のグレイセスはこの点が改善されててよかったのだが、今回は頻繁に無敵で割り込まれるのでストレス。
この辺は結構シリーズ共通な課題だと思うけどねー。ボス相手でも実力次第で気持ちよく戦わせてほしいな。
・バランスがおかしい
後半になるにつれノーマルがノーマルじゃない。ボスの攻撃力が高すぎるせいで仲間がバタバタ死ぬ、特にラスボスは正直言ってクソゲー。
今作は回復術技が弱く、神依化しないと使いものにならないのに、神依化時の回復に回数制限まであるので追っつかなくなります。つまりアイテムをドバドバ投入する事態が避けられない。
ストーリークリアする程度の戦闘でこれなので、上手い下手はあまり関係ないと思います。
戦闘は割と微妙な面が目立ちました。なんていうか敵がやたら固いし、ずっと○押してるだけなんすよね。理屈の前に楽しさがほしい。
【キャラクター】☆3(ビジュアル→☆5 キャラ性→☆2)
テイルズと言ったら「厨二病」、「臭いセリフ」などお約束のようなものですが
今回はちょっと狙いすぎな印象。シナリオが酷すぎるので、どうしてもキャラも連動して被害を受けます。
ビジュアルはかなりの美男美女揃いだと思います。
だからこそ、「見た目」や「シチュエーション」で食い過ぎてる気がしました。
・スレイ
良く言えば純粋、素直、天然、みたいなよくいる主人公キャラ。
悪く言えば仲間天族の言いなり、自分の意思や意地みたいなものがほぼ感じられない。もっと強い意志のありそうなキャラと思っていた。
導師である以上毎回スレイが決断を迫られるんですが、ストーリーの展開のために都合よく流されているような”不自然さ”を感じるキャラだと思いました。
・ミクリオ
キャラ萌えみたいなもので生きてる人間を釣るために生み出されたようなあざとさを感じるキャラ。キャラ重視の女性に喜ばれそう。
とても秀逸なデザインだと思う。しかしメンバーとの絡みなど、媚びが全面に出されている要因というのが否めなく、個のキャラとしての意義が薄め。
・アリーシャ
一番の被害者にしてゲーム内で唯一の良心。見た目だけで媚びていない良いキャラだと思うし、このキャラが不在なせいでパーティーの性格的なバランスが崩壊してる感。本当に可哀想だ・・
パーティー曰く真の仲間じゃないそうです・・・
・ライラ
誓約おばさん。個のキャラとしては立っている印象。
作中でも言われているが、演技掛かっている喋り方をするので好みは分かれそう。
あと誓約の具体的な内容が最後までよく分からない。
・エドナ
可愛い見た目で男を取り込みます。キャラ重視の人には喜ばれそう。
”可愛ければ許される”を120%押し付けてくる潔さが感じられます。キャラ立ちはしっかりしている。
本編でしっかりと触れられたはずの、本人の超重要なエピソードがサブイベントで終わらせられる被害者。しかもその結末の酷さ・・・
可愛い・・? やや寒い
#1:20 紳士必見
・ロゼ
その扱いからかなり嫌われているであろうキャラ。姫の後釜。
パーティーに一人は必要な姉さんポジションであり、キャラとしてはしっかり作られている印象。
しかし、「有名な”超敏腕暗殺ギルドの頭領”」という設定が全てを台無しにしている。
モリモリと人を殺しているが、信念があるから穢れないという恐ろしくご都合主義な設定。
見た目は若く、性格も明るく、いくらなんでもこれが暗殺ギルドの頭・・?という感じ。暗殺ギルドなんて物騒なもんの頭領なら、もう少し露骨に ✝闇✝ があっても良いと思うし、ここまで普通の女の子っぽくするなら暗殺ギルドの頭領って設定には無理があると思った。
さぱらん(失笑)
・デゼル
勝手に入って勝手に消えて虚無感だけを残していくヤバヤバ兄ちゃん
サブイベントで補完しろよというレベルのしょっぱいストーリーを魅せつけて、風のように去るぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ザビーダ
全てが謎過ぎて度肝を抜かれるスーパーヤバヤバキャラ
序盤から現れ、敵として幾度と戦うが、突っかかってくる理由がイマイチ分からない。
意味分かんないし、よくある"狂った敵ポジション"かと思ったら、パーティーメンバーの中では何故か「なんか嫌いになれないやつだな・・」みたいな扱い。
そして風のように去った誰かの穴埋めの為だけに謎のパーティー加入。ストーリー屈指の暴走展開。風の天族、ヤバすぎる・・・・・
極めつけは彼の持っているジークフリートという出所不明な銃。ラスボスを倒すために必要という超重要な物なのに、
誰が何のために作り、何故ザビーダがこれを持っているのかという必須な背景が語られない。
宿屋に泊まった時のスキットで触れられたかと思えば(既にこの扱いがおかしいが)、「言いたくない」という理由でスルー。
(もしかしたら自分が見逃しているだけ?)
全く掘り下げが無いキャラ。とりあえず死んだ仲間の帽子を被って、とりあえずラスボスに対して敵意があり、とりあえずエドナのお兄ちゃんと昔からの仲。全ての動機が浅すぎて謎。
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後半は特に言動とか展開が不自然に感じましたね。本当に中学生が趣味で作ったの?って感じ。
キャラに対する見方は主観で大きく変わってしまうので、色々な意見があって当然だと思いますけどね。
でも、見た目が良ければ中身はなんでも良いとは自分は思えないので厳しめ。
どうしても各キャラの掘り下げが足りなく感じる・・
【システム/その他】 ☆2.5
細かいシステム面とかの話。
・装備品、スキルシステム
今回、装備品の「融合」システムというのがありますが結構面倒です。
新しい装備品が手に入った!装備しよう!だけじゃ弱くなる事もザラ。つまり装備銀一つに頭を使わせようとしてきます。
RPGの醍醐味である、「新しい街やダンジョンで手に入れた装備をつけて強くなっていく」が簡単に出来ないということ。
ストーリー中にこれを完璧に理解してクリアした人は少なそう。。
・フィールド、街
フィールドは大変広い。ぶっちゃけ広すぎて移動が面倒です。
救済措置として「敵を倒す度加速するスキル」が用意されてたのはGOOD。
でもみんな、マラソンするんじゃなくて、空を飛んで未踏の地を探すワクワク感が欲しかったと思うな・・・。
フィールドは無駄に広大なのに、街は結構適当な作りだったので、フィールドより街の質を上げて欲しかった。
・コピペ遺跡群
主人公とその幼なじみが大好きだという「遺跡」。
ストーリー中でも、やたら遺跡マニアという設定を認知して欲しいのか、二人が遺跡について興奮する姿が多く見受けられます。
そしてサブイベントのような形で、フィールドに点在するそれらに入る事が出来ます。ま、そんだけプッシュされるくらいだし、当然あるよね。
が、中に入るとどこも全く同じ作り・・・。それっておかしくねぇ?これってコピペじゃねぇ?
大体ね?「遺跡」とかいう、時代や文化で構造が細かく違うであろう「歴史的建造物」 が 「全く同じ形」って、根本から矛盾してるんだよね・・。
金の鍵を遺跡に置かないでぇ・・
・穢れの坩堝(闘技場?)
なんか各地にある穢れがいっぱい集まってる場所らしいっす。入ると雑魚敵と一人で連戦させられ・・・・あれ?この感じってもしや・・・そう、
時間足りなくて闘技場になれなかったハリボテ感がやばい。この手抜き感は必見。しかもキャラによっては理不尽な難しさ。やばい。
・セーブポイントのワープシステム
今作は乗り物ないです。広大なフィールドがあるのに乗り物がないなんて実質初めてかもしれない。当然移動どうするの?って感じですが、セーブポイントに一度訪れさえすればセーブポイント間でワープし放題になります。
なんですが、「割合」で金を取られます。40万ガルド持ってたら1回2万取られました。
30分で、5万!
しかも、ストーリーで都合の悪い時だけ無条件で使えなくなります。割としょっちゅう。は?ってなります。
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【総評】☆2.5
やる前から凄く期待していたので残念な結果になってしまいました・・・
イベントなど本当に表情や仕草が細かくなってて、色々進化も感じられました。良いところもたくさんあります。
テイルズオブシリーズを殆どやったことない人は普通におもしろい可能性が・・?
僕はつまらなかったです^^
エドナが可愛いゲームってのが総評。
良かったらコメント残してね!